妊娠1ヶ月目(0週〜3週)を妊娠超初期と言いますが、この時期から妊娠超初期症状が現れる人もいます。
妊娠超初期症状には少量の出血やおりもの、風邪のような症状、眠気、腰痛、吐き気、胸が張るなどの症状がありますが、その中に肌荒れも含まれます。
この肌荒れは妊娠初期(4ヶ月目まで)頃までに治まる方もいれば、妊娠期間中ずっと、もしくは産後も続いてしまう、なんていう人もいるのですが、その原因は何なのでしょうか?
Contents
妊娠時の肌荒れの原因
ホルモンバランスの変化
妊娠すると、妊娠前と比べてホルモンバランスがガラッと変わります。
妊娠継続のために分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンは、皮脂の分泌を促したり、栄養を逃がさないように腸のぜん動運動を鈍くする結果、便秘になってしまうといった作用があるため、酸化した皮脂や体内に溜まった毒素が肌荒れを引き起こしてしまうのです。
食生活の変化
妊娠により食の好みが変わったり、食べられるもの・食べられないものがはっきり分かれて偏食になることで栄養素のバランスが崩れてしまい、肌荒れの原因になります。
肌の水分不足
妊娠すると、羊水や赤ちゃんの成長のため、体内の水分の多くが子宮に向かってしまい、肌の水分量が不足することで肌荒れを引き起こします。
妊娠中の肌荒れの症状と対策
人により肌荒れの症状は異なりますが、ここでは主な肌荒れの症状と対策をご紹介します。
ニキビ・吹き出物
過剰に分泌された皮脂により毛穴が詰まり、ニキビや吹き出物になってしまう事があります。
妊娠中のニキビについては以下の参考記事を参照してください。
シミ
妊娠中に増えるエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの影響で、メラニン色素が多く作られてしまう結果、シミやそばかすが増えやすくなってしまいます。
妊娠中のホルモンバランスの乱れが原因のシミのことを『妊娠性肝斑(にんしんせいかんぱん)』と言いますが、このシミは産後にホルモンバランスが正常化すれば通常のシミよりは消えやすいと言われています。
でも、紫外線対策を怠っていたり、美白ケアを怠っていると産後もシミが消えず、残ってしまうことがあるので、妊娠中もしっかりとケアをすることが必要です。
シミへの対策
シミへの対策としては、以下のようなものが挙げられます。
- ビタミンCを多く含む食材を積極的に取り入れる
- 美白効果の高い成分『ハイドロキノン』入りの美白コスメを使用する
- 日焼け止めを塗ったりなど、紫外線対策をする
- 夜の10時から深夜2時のゴールデンタイムにしっかり睡眠をとる
肌の乾燥
妊娠中は、水分が胎児にとられる他、つわり時期の偏食等により栄養素が偏るので、お肌が乾燥しやすくなってしまいます。
乾燥肌への対策
乾燥肌への対策には、以下のようなものが挙げられます。
- ビタミン・ミネラルを豊富に含む食材(緑黄色野菜・果物・魚介・海藻等)を取り入れる
- 水分補給をこまめにする
- スキンケア、特に保湿はいつもより丁寧に行う
まとめ
妊娠中は、体の様々な変化が起こるので戸惑ってしまうことも多いですが、一つ一つの症状に一喜一憂せず、なるべくストレスを溜めないようにマタニティライフを楽しんでくださいね♪