色々と体の不調を引き起こすホルモンバランスの乱れ。
ストレスや食生活の乱れでも引き起こされますが、特にひどいのは出産後です。
ここでは産後のホルモンバランスの乱れがいつまで続くのか、できるだけバランスを整えるにはどうしたら良いのかについて解説します。
Contents
産後のホルモンバランスの乱れの原因
妊娠中に女性の体内ではエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが急激に増えていきますが、出産後はそれらのホルモンが一気に減少し、代わりに母乳を出すホルモンであるプロラクチンが増加します。
体内で起こる急激な変化に加え、初めての赤ちゃんとの生活で睡眠不足に陥ったりストレスが溜まる結果、ホルモンバランスの乱れにつながってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れはいつまで続く?
通常、産後のホルモンバランスの乱れは1〜2年ほどかけて徐々に治まっていきます。
長く感じると思いますが、妊娠・出産という大きな仕事を終えた後なので仕方がないと割り切って、うまく付き合ってい着ましょう。
産後のホルモンバランスを整える方法
規則正しい食生活
赤ちゃんを抱えた中で規則正しい食生活をするのはなかなか大変ですが、なるべく野菜多めの和食を中心に摂るように心がけましょう。
特に、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つので、お豆腐や納豆を積極的に食事に取り入れるのはオススメです。
お豆腐や納豆だったら食卓にすぐに出すことができますし、賞味期限も余裕があるものなので産後の食生活の強い味方になってくれると思います。
適度な運動
1ヶ月検診が終われば、赤ちゃんとちょっとしたお散歩を楽しむことができます。
家にずっとこもっているとストレスも溜まってしまいますし運動不足になってしまいますが、少し外に出て体を動かすことで自律神経を活性化させ、ホルモンバランスを整えてくれます。
季節にもよりますが、適度な外出は赤ちゃんにも刺激になって良いですので、家にこもりきりにならず外の空気も吸いに行ってみてくださいね。
ストレスを溜めない生活
初めての育児って何かとストレスが溜まりがちですが、ストレスはホルモンバランスの乱れに大きく関係してきます。
ホルモンバランスが乱れていることによる不調がさらにストレスで悪くなって、赤ちゃんや旦那さんにも当たってしまって…という悪循環になる前に、周りの人からのサポートを受けることをオススメします。
週に1回、1時間でも自分だけの時間を作れるのと作れないのとでは、ストレスの溜まり方が全く違ってきますので、自分のためにも、赤ちゃんや旦那さんなど周りの人のためにも、ストレスを溜めないように上手にサポートを活用してくださいね。
まとめ
産後のホルモンバランスの乱れは一朝一夕には解消されませんが、上記のことを少しずつ気をつけるだけで気持ち的にもだいぶ変わってくると思います。
妊娠・出産は大変なイベントですので、それを乗り越えた母体をぜひしっかりと労わってあげてくださいね。